『嫌われる勇気』を読んで人生観が変わった話

雑記-おすすめ

長らく積み本になっていた『嫌われる勇気』を手に取りました。
どうしてもっと早く手に取っていなかったんだ、自分は…とものすごく後悔しました…。
読んだ記録としてここに記していきます。

『嫌われる勇気』ってどんな本?

『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え』
著者 岸見一郎、古賀史健

「人は今日からでも幸せになれる」
ページを開いて一文目から心を惹かれる一文が目に飛び込んできます。
この本は、世界的な心理学界の三大巨匠フロイト、ユングと並びながら日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラーに焦点が当てられています。
アドラー心理学は、「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、対人関係を改善していくための具体的な方策を提示しています。
本書では万人にわかりやすく、かつドラマチックにアドラーの教えを伝えるため、哲学者(哲人)と青年の対話篇形式によってその思想を解き明かしていってくれるので臨場感を感じながら本を読み進めることができます。
対人関係に悩み、人生に悩むすべての人に贈られるべき本です。

青年はこんな人

青年は幼いころから自分に自信が持てず、出自や学歴、さらには容姿についても強い劣等感を持っています。
過剰なほどに他人の目を気にしてしまい、他者の幸福を心から祝福することができず、いつも自己嫌悪に陥っていた。
上記が青年の紹介です。

ドンぐり
ドンぐり

この”青年”に自分と重なる部分を誰しも一部はもっていたり、感じたりすることがあるのではないでしょうか?
私は心臓のと真ん中にぶっ刺さりました。

強い劣等感をもっていて、他人の目、特に両親の目を気にして生きていました。

『自分は社会的にこうあるべきだ』、という強い思い込みももっています。

自分がこうしたい、と考えることが苦手でした。

そんな青年がどのように変わっていくのか、本を読み進めていくとわかります。
どう変わっていくのか、気になりますよね。
以下、私の中で刺さった点を紹介します😊

結果の前には必ず原因があるのか?

現在のわたし(結果)は、過去の出来事(原因)によって規定される
すべての人の「現在」が、「過去」の出来事で規定されるとどうなるのか?
もしそうなったら?

例えば、会社で虐められて仕事を退職し、家に引きこもりきりになったAさんという人がいたとします。

もし、すべての人の「現在」が「過去」の出来事で決まってしまうのだとしたら、Aさんと同じ過去を経験した人はすべてAさんのように仕事を退職して引きこもりになるのでは…?

過去が現在を規定するということは、原因が結果を支配してしまうということです。
そうなると私たちの現在や未来すべて過去のことによって決定済となってしまい、動かしようがなくなるといことになります。

過去の「原因」ではなくいまの「目的」を考えること。

Aさんの場合
「虐められることへの不安や恐怖→家から出られない」
こうではなく
「外に出たくない、家から出たくない→不安や恐怖をつくり出す」
この考え方となります。
原因ではなく、目的が先にあるということです。
これをアドラー心理学では、目的論と呼びます。
そうでなくては、未来を変えて生きていくことはできないですよね。

ドンぐり
ドンぐり

私も長らく田舎の実家にいました。


それを実家での仕事があるから出られないのだ。と、

理由を実家の仕事のせいだ考えていました。


ですが、今になってよくよく思い返してみると

都会に出て、新しい仕事を探して新たな生活を始めるということよりも

現状を維持する方が楽なのです。

私は現状を維持し変化しない楽を求めて実家を出ていなかったんだと思っています。

この本を読んでいなければ、こんな風に考えを改めることもありませんでした。

人生のタスクは3つ

アドラーは対人関係を3つのタスクと呼びました。
個人が社会的な存在として生きていこうとするとき直面しなければならない対人関係のことです。

「仕事のタスク」
「交友のタスク」
「愛のタスク」

☆どんなタスクなのかは是非本を読んで確認してみてくださいね。

ドンぐりに響いたタスク

ドンぐり
ドンぐり

「愛のタスク」

人は「この人と一緒にいるととても自由に振舞えると思えたとき、愛を実感することができる。」本文の引用です。

人ってついつい束縛したくなったりしますよね。

私、嫉妬深いんですがこれを読んで心を入れ替えようと思いました。

ありのままの相手を受け入れることが大事ってことなんですね。

人生の嘘を乗り越えよ

いろんな口実をつくって人生のタスクを回避しようとすることを人生の嘘といいます。

ものごとには必ず目的があるそう考えると、心にずしッと重たいものが降ってくる感じがします。

ドンぐり
ドンぐり

私はとある資格を取得したいと思ったことがあります。
でも仕事が忙しいからと資格取得の勉強をしていませんでした。
これも人生の嘘なんですよね、きっと。
勉強をしたくない→口実を探して仕事が忙しいという理由づけしてる。
人生の嘘に負けず、資格取得に向けてがんばりたいです。

自由とは他者から嫌われること

承認欲求を満たしたいという欲に耐えて、他者の人生ではなく自分の人生を歩む。

誰かに好かれるために自分を偽り自分を摩耗していく。
私は人に好かれるために思ってもみないことを口走ったり、行きたくもない会に参加することがありました。
その方が人生を上手く渡り歩いていけると思ったからです。
確かに対象の人には好かれるかもしれませんが、その先にあるのは他者の人生のレールの上にいるだけの自分です。
自分の人生は自分にしか歩めないのに、自分が歩まないでどうするんだ、ということです。

これを乗り越えて自分の人生を歩むことができれば、自由を行使して自由に生きている証である。
他人からの評価を気にせず、他人から嫌われることを恐れず、自分の生き方を貫くこと。
これを目指して32歳から人生リスタートしたいと思います!!

是非、お手に取りご一読することをおすすめします。

上記は、自分の中で嫌われる勇気を読んで心に強く残った部分を紹介しています。
本書には上記以上に生きる上で大切なアドラー心理学についてが書かれています。
今とは違う自分になれます。
是非、ご自身でお確かめください。

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以上、ドンぐりでした。

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