ドンぐり映画レビュー】ミンナのウタ【アイドル×ホラー※ネタバレあり

映画

U-NEXT視聴
清水崇×GENERATIONSのジャパニーズホラー

ざっくり映画レビュー

恐怖 ★★★★☆
アイドル ★★★★★
ストーリー ★☆☆☆☆
総評 ★★☆☆☆ 2.2

恐怖でいえば不気味で怖い!
アイドルが好きなら評価もっと高まるはず。

ストーリーの中で???という点があったので私の金神的な評価は低めでした。

ドンぐり
ドンぐり

ミンナのウタはFilmarksの評価も3.7(202404時点)と高かったためとても期待して観ました。
私はアイドルに疎いためGENERATIONSがよくわからず、その加点はありません。
とにかくこのウタを聴いてほしいというサイコパスお化け?が不気味で仕方なかったです。
ストーリーに疑問点があり???という部分が…。
ネタバレになるので下に書いていきますね。
ホラーにストーリーなどいらん!!という方とは評価が違ってくると思います:)

映画概要

◇題名
 ミンナのウタ(2023)1時間42分
 ※棒番組を思い出しますね。それもまた怖いです。
◇配信元
 U-NEXT
◇監督
 清水崇
◇脚本
 角田ルミ、清水崇
◇出演者
 白濱亜嵐、片寄涼太、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太、数原龍友、早見あかり、穂紫朋子、天野はな
◇あらすじ ※ここにはネタバレありません。
 人気ラジオ番組のパーソナリティを務める、GENERATIONSの小森隼。その収録前にラジオ局の倉庫で30年前に届いたまま放置されていた「ミンナのウタ」と書かれた一本のカセットテープを発見する。その後、ラジオ収録中に不気味なノイズと共に『カセットテープ、届き…ま…した…?』 という声を耳にした。その数日後、彼はライブを控える中で、突然姿を消してしまう。
 マネージャーの凛は、事態を早急且つ秘密裏に解決するため、元刑事の探偵・権田に捜査を依頼。権田は、メンバー全員に聞き取り調査を始める。そこで失踪した小森がラジオ収録の際に聞いたという「女性の鼻歌のようなメロディーが頭から離れない」と言っていたことが判った。また、リハーサル中に他のメンバーたちからも “少女の霊”を見たとの証言が…。
 ライブ本番までのタイムリミットが迫る中、リーダーの白濱亜嵐、凛、権田は捜索に乗り出す。やがて、少女の霊の正体は、“さな”という女子中学生だということが判明した。彼女が奏でる“呪いのメロディー”による恐怖の連鎖が始まる…。この先に待ち受ける結末とはーーー!?

ざっくり感想

お化けの怖さは確かに目を背けたくなるシーンがいくつかありました。
自販機に頭突っ込んでガサガサしているシーンは怖いというよりは切なくなりました…。
代わりにとってあげたい…そう思えるほど哀愁がありました…。
本作で一番不気味だと思ったのは、何度も【さな】の家で同じシーンがループする中で母親が迫ってくるところ。
あのなんとも言えない表情と同じセリフ言い続けてくるのも地味に怖い。
これしばらく思い出しては怖くなり、夜は布団を頭からかぶって寝てました。
あと、母親が布団を捲りあげたとき、そこにいないはずの【さな】が薄ら笑いを浮かべて母親を見上げているシーンも気味悪かった。たぶんここで弟殺してるのかな…?そう考えるともっと怖い。
終盤のおそらく恐怖一番の盛り上がりどころでは、【さな】の家で迫ってくる化け物じみた【さな】も怖かったのですが、いろいろ意味がわからなすぎて戸惑いの方が大きかったです。

余談が2つ。
1つは、物語の途中でカラオケのようなシーンが入り、その後探偵権田が『あの曲よかったよ~』的なことを言う場面があったが何かの伏線かと思ったが特に何もなかった。コラボ作品だからかな。不思議だった。
2つ目は、ラストのGENERATIONSのライブシーンで、ドラマパートに出演していた人数とライブに出ているメンバーの人数が合わないのでこれもホラー演出かと勘繰っていましたが、これはメンバーの意向だったようで残念なような安心したような、そんな気分になりました。

“さな”

本作のお化け?担当である【さな】について。
魂のコエ?だかウタ?を集めている。(うろ覚えですみません。)
魂の〇〇は死ぬ瞬間の声?断末魔?のことだと解釈しました。
だとすると動物、クラスメイト、自分の弟、自分?の声で作ったウタ。
これが、今作の呪いの原点であるカセットテープに入っている。
このカセットテープのウタを聴いてもらいたい理由はなんだったのかがわからない。
サイコパスだから自分が作った最高の作品を聴いてくれ。だけとしか考えられなかったのだが…。
また、魂集めについては、早々に自分を両親に殺させている。
他に対象者が見つけられなかったからなのか?それとも死にたかったからなのか?どうなんだろう。
虐められていたり、虐待されておかしくなったというよりは、根っからのサイコパスだと思えた。
真相は不明。

さなの両親

父親は普通の父親に見えたし家族関係も良好に見えた。
母親は少しさなのことを不気味に思っていたのか…?
時系列は不明だからなんともいえないが、母親の布団に潜り込んでお腹の中の弟を殺したのはいつなんだ?
というか殺しているのか?

弟らしき幼い男の子の幽霊が出てきているから、幽霊も成長する説なのか…、殺してないのか…。
わからん…。
そんな父と母に自分を殺させた【さな】は相当ヤバい奴であるということはわかる。
【さな】が首を括っている掃除機のコードを引っ張っているとき、母親のお腹は大きかったような…。
ということは、両親に自分を殺させたあと、お化けになって母の布団に潜り込み弟を殺したということか?
謎は深まるばかり。とにかく狂っている。
というか、娘を殺しちゃって最期一家心中でもしたのかね。悲しいお話だよ…。

呪いがなぜ解けたのか

これだけ狂っている【さな】が、物語のラストでマネージャーの凛に抱きしめられ、死ぬのを止められた?いろいろひっくるめて受け入れられた?あと、呪いは去ったように見えた。
ここは、マネージャーのメンタルタフ過ぎて尊敬した。
【さな】は誰かに自分を受け入れてもらいたかったのか?自殺を止めてもらいたかったのか?
そうは思えなかったけどな…。
両親に掃除機のコードで自分を絞殺させたときもハイになっている様子だった。
そんな女が抱きしめてもらったぐらいで呪いを解くとは思えない。
まだ、GENERATIONSのライブで【さな】の曲でも歌って、自分の魂と引き換えに作った歌を多くの人に聴いてもらって未練がなくなったと考える方が筋が通る。

ドンぐり
ドンぐり

最後までなんで呪いが解けたのか私にはわからなかったよ…。

不気味なシーンが多くあり、恐怖を感じたが疑問が多く残る映画だった。
考察している方のブログとか読んでみたい。

以上、ドンぐりでした。

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