Netflix視聴
スプラッタホラーコメディ
人の恨みが招いた殺戮ショー
ざっくり映画評価
恐怖 ★★☆☆☆
笑い ★★★★☆
総評 ★★★☆☆2.8
評価は低めですが…
登場人物のおもろさと取り上げているテーマ的に観る価値あり!
Netflixサムネの着ぐるみの顔のインパクトから視聴を決定。
※着ぐるみの名はソーティス。町の公式キャラクター。
ザ・カンファレス、日本語で会議や協議という意味ですが、会議シーンは冒頭の僅かな時間。
そのカンファレンスのもっていきかた、まとめ方でこんな悲劇が起こるなんて…。
スプラッタ系ホラーなのでいろんな殺され方を観れるのがおもしろかったかなぁ。
あとカメラワーク、音楽、演出いい感じ。わくわくする。
序盤で犯人が透けてみえてくるので頭を使って考察してみたい人には勧めません。
こつめくんは早々に犯人を特定していました:)
映画概要
◇題名
ザ・カンファレンス(2023)1時間40分
※暴力、言葉遣いの理由から18歳以上の方におすすめ
◇配信元
Netflix
◇監督
パトリック・エークルンド
◇脚本
トーマス・モルデスタッド
◇出演者
カティア・ウィンターアダム・ラングレンエヴァ・メランデルバハー・パールアメド・ボザンマリア・シドクリストファー・ノルデンルートクラース・ハルテリウスセシリア・ニルソンローラ・ザコフマリー・アゲルハルジミー・リンドストロームマルティン・ラゴス
◇あらすじ ※ここにはネタバレありません。
地方自治体の職員が参加したチーム育成(能力開発)のための会議。内部の汚職告発から場の空気に次第に暗雲が立ち込めます。とき同じくして、謎の人物が会場スタッフ・職員にじわりじわりと忍び寄る。そして一人、また一人とどこか不気味な着ぐるみ頭を被った殺人鬼に思わず笑ってしまうほど激しく殺傷されていく人々。一体この場の誰が生き残るのか、次はどんな殺され方をするのか…。
スウェーデン発の映画
福祉国家と呼ばれるスウェーデン。
福祉国家のスウェーデンでこんな映画って…んなアホな…
と、疑問に思った方は多いかと思います。
スウェーデンといえば、男女平等、所得格差少ない、何度落ちても復活するトランポリン経済など…安定と安心のイメージが強いですよね。
だがしかし、
この映画のテーマは”田舎への強引な大企業誘致が引き金となった地獄のスプラッタパレード”
ご想像通りスウェーデンの人口は年々増加しています。(2022時点まで増加確認)
今後も増加していくという予測。
では、なぜこんなテーマが…?と、改めて疑問。
なんと…、農村人口は人口の増加と反比例して減少傾向にあるのです。
これはどこも同じ課題なんですかねぇ。
そんな農村の人口減少打破のため(私の推測)に地方自治体職員は大企業誘致を画策。
誘致企業として、某大手家具量販店の名前が連呼されていました。
私もそこの家具好きです^^
安心と信頼のってやつですね^^
まさか良かれと思った施策があんな地獄のスプラッタパレードを招くとは…。
濃い登場人物をドンぐり的に紹介
このチーム、インゲラ中心に老若男女バラエティーにとんでいて本当におもろい。やりとり含めておもろい。
ここに記載はないけれど、殺人鬼に惨殺されたキャビンスタッフ4名にご冥福をお祈りいたします。
野菜の切り方が荒々しいシェフ、シェフ不在でなぜか一生懸命質素な食事をつくる受付、ネットも直せる何でも屋だけど客の酒勝手に飲む営繕、預かったスマホを無造作に置きっぱなしにする能力開発スタッフ…こうして文字にするとぶっ飛んでる。殺されても仕方ないか:(
リーナ役
カティア・ウィンター
☆仕事デキ女、正義感強し、やるときはヤる、ヨナスの頭皮だって剝いじゃう
レスキュー隊「一体、何があったんです?」
リーナ「みんなで能力開発よ」
~完~
ヨナス役
アダム・ルンドゲレン
☆姑息、ナルシスト、遠くからマザコン臭漂う、こういう奴が組織にいると本当にやばい
💀何度でも蘇る男、死んだか?死んだか?と思わせ、最後はリナに頭の皮を剥がれカッパ死亡エンド
エヴァ役
エヴァ・メランデル
☆ただのヤニカスかと思いきやトゥルビョルンが殺人鬼になぶられて覚醒。
殺人鬼への憎悪を全面にあらわす怒りの表情に全身が震えました。
トゥルビョルンの血に滑りながらも自身と同じ大きさのカマを振り回し応戦、でも殺人鬼に掠りもしない。
そのシーンは圧巻と感動!!
アミル役
アメド・ボザン
☆いい奴、最後の最期までいい奴だった…ホロリ
💀ジップラインの先に杭が…リーナを庇って串刺し…アンタはいい男だった…。
ナジャ役
バハール・パルス
☆ヨナスに尋常ではない業務を押し付けられ休職に追い込まれた職員の後任。
冷静沈着、戦闘スキルSS、殺人鬼に髪を掴まれるも殺人鬼の胸にハサミをぶっ刺し逃げのびる、
森で犯人のトラバサミに引っかかっても生きのびる。
ラストは金のシャベルで殺人鬼の首をぶった切り物語を終焉に導く。
実は、最強の女。
インゲラ役
マリア・シド
☆能力開発おばさん、チームをまとめる能力がなさすぎて元同僚にペンで左肩を刺される伝説あり。
何をやっても何を言ってもなんだかおもろい。お色気水着シーンもあるよ。
💀旗ポールに宙ぶらりん。背景で花火が打ちあがり謎の儚さと美しさが…。
なんだかペルソナ思い出しちゃった…。
カイ役
クリストファー・ノルデンルート
☆ヨナスの金魚のフン、あまり何も頭で考えていない、脳みそわたあめ系
💀ジャグジーでこれでもか!!とスプラッタされる。一番スプラッタされたのでは…?震
何も考えないことも罪…だね…。
トゥルビョルン役
クラース・ハリテリウス
☆耳が千切れても生き残ったおじいさん、エヴァを守るため何度だって殺人鬼に挑みます。
『やーーー』※ち〇かわ風
アネット役
セシリア・ニルソン
☆毛糸を編んでるおばあちゃん、ヨナスの額も縫いました^^
いい人だったなぁ
殺人鬼の着ぐるみの頭を外して仰天
アネット「あら…フランスじゃない…。だれぇ?」ザクッ
💀脳天ど真ん中に刃物がぶっ刺さり徘徊を続ける。ラストは水の中へ~涙
殺人鬼
主人公チームが良かれと思って進めていた大企業誘致により家畜小屋で父が自殺。
結構こんなケースってありそうだから考えさせられますよね。
彼は復讐の鬼となり、地獄の殺戮パレードを開幕。
キャビンスタッフをぶっ殺し、ネット回線・電話線ぶった切り、スマホ没収、ミニバン炎上、
森にはワイヤーの罠を張り巡らし、生存者の退路を徹底的に断つ。
農具の扱いに長けており、投げ技もおちゃのこさいさい。
悲しきモンスター…切ないね。
こんな感じです。
この濃いキャラクターたちのやりとりを観ることだけでも価値あり!!
ツッコミ入れながら観ると楽しいです:)
以上、ドンぐりでした。
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